こんにちは。企画スタッフです。
ようやく桜も満開で春の日差しを<浴びてる>って感じる日が多くなりましたね。
皆様の お住まいの地域ではいかがですか?
ところで、今当店では4月にオリジナルスーツが上がってきてから連日
本当にたくさんのご注文を頂いており、心からうれしく思っております。
思いを込めて企画したスーツを一着一着大切に出荷をさせていただいており、
まだまだご注文に出荷作業が追いついておらず、
通常より少々お届けにお時間を頂いておりますこと、とても心苦しく思っています。
まだお届け出来ておりません皆様、なにとぞご了承くださいませ。
また有り難い事なのですが、サイズによっては完売になるものもでておりご迷惑をお掛け致します。
春夏本番に向けて、ぜひ、当店の拘りのスーツをご愛用いただけましたらうれしいです。
さて、今回はそのスーツについてのお話です。
男性の多くの皆様は〈スーツ〉をビジネスシーンでご着用をされるか、
冠婚葬祭など特別な場合にご着用される方がほとんどなのではないでしょうか。
▽丸洗いが出来たり、雨に濡れても弾く撥水加工がしてあるなどビジネスユニホームとして 捉える方
▽やはり良いものは着心地がいいという拘りを重視される方
というようにスーツも二極化が進んでいます。
当店では、普段長い時間着回す服だからこそ拘り、
進化させた本格スーツを作り上げていくという方向へ進んでいます。
もちろん、価格も重要です。
良いスーツというものには、
良い型紙、上質な素材、縫製の技術などいろいろな要素があると思いますが、
今回は、 スーツを作り上げる副資材(付属)にスポットを当てたいと思います。
副資材とは、スーツを作り上げる為の骨組みのようなものです。
一般的には芯と言われる補強パーツ、肩の形成を作るパット、裏地、ボタンなどが代表的です。
裏地やボタンは見える箇所ですので、見た目にも良し悪しが区別しやすく、
例えばボタンであれば本水牛は高い、裏地であればポリエステルよりキュプラの方が高いなどが一般的にされています。
では、逆に目につきにくい芯についてお話させて頂きます。
芯には大きく接着芯と毛芯があり、接着芯は一般的には工程が少なくリーズナブルに押さえる手段に使われます。
では毛芯の良さとは、例えばスーツの顔となるラペル部分の芯(襟)胸バス芯など
型くずれがし易い箇所に柔軟に対応し、かつ、張りや時にはソフト感を演出してくれるのです。
スーツの着心地は型紙は勿論、芯地の良し悪しで全然変わります。
ただ、毛芯といっても様々な種類があり、生産者がいかに拘るかで大きく違います。
(1)写真の襟(ラペル)の部分をご覧下さい。
この返り部分がクタクタにならずにいつまでも奇麗に保たれ、上襟などが首に滑らかにフィッします。
(2)イタリアのテーラーに多く見られるナチュラルショルダーを奇麗に演出する為に
イタリアの世界的ブランドの肩パットを参考に極薄なものをオリジナルで企画しています。
(3)バストの辺りに入れる芯に関しましては、入れすぎるとスーツの重量が重たくなる為、
いかに型くずれさせず、動きを柔軟に包み込むかを研究して作り上げています。
スーツを作り始めて思う事は、いろんな手法がある中で
Ermenegildo Zegna や Loro Piana などの上質な素材をいかに活かすかのひとつに
副資材の役割があるということです。
今回は付属についてお話をさせて頂きましたが、
他にも製図(型紙)、付属、ステッチなどのデザイン ひとつひとつがスーツの価値を高めています。
手を抜くことなくこだわり続けていきたい・・。
そんな思いでスーツを企画しています。
思いを込めた自信作のスーツは楽天Web Shopで販売させて頂いております。
よろしかったら是非一度お試しください。
スタイルエディション2012S/SスーツコレクションWEB SHOPへ
Tags: Ermenegildo Zegna, Loro Piana